弊社の高速AFMの特徴
動画で測定できる
溶液中のサンプルの挙動を動画で測定できます。
‘歩く’ミオシン V
N. Kodera et al. 2010
低ダメージ
やわらかいサンプルでも低ダメージで測定できます。
HeLa細胞
高分解能
DNAのらせん構造も観察できる高分解能です。
DNA
(らせんピッチ(3.4nm)がシマ模様状に観察できます)
AFMとは?
原子間力顕微鏡(AFM: Atomic Force Microscope)は、
探針で試料表面をスキャンすることで、ナノスケールの凹凸像を得る走査型顕微鏡です。
AFMの特徴
AFMは探針と試料の間に働く引力・斥力を利用して観察像を得ます。
試料の染色や修飾は必要なく、大気中や溶液中での測定ができます。
こんなときに…
生体分子を電子顕微鏡で観察しているけれど、溶液中の構造が知りたい
AFMは大気中、溶液中の測定ができます。
タンパク質やDNAなど、本来は溶液中で存在する物質の形態の観察に適しています。
蛍光顕微鏡で観察しているけれど蛍光プローブの影響が気になる
AFMは特別な染色やプローブの修飾は必要ありません。
試料の「そのまま」の状態を観察することができます。
従来型AFMと高速AFM
従来型AFMは1枚の画像の走査に数分から数十分の時間が必要でした。
弊社の高速AFMは走査速度を約1000倍に上げることで、最高20フレーム/秒の測定ができるようになりました。
- ナノスケールで動く物質をリアルタイムで測定できます
反応過程や構造変化の観察が可能です。
- ゆらいでいる構造も観察できます
基板への固定が弱くても、測定できます。
基板へ強く固定した場合と比べ、構造や機能への影響を大幅に抑えられます。
- 一度の走査にかかる時間が短いため、試料へのダメージを抑えられます
生体試料のようなやわらかい物質の測定ができます。
- 一度の測定に必要な時間が数分で済むため、測定条件の検討が容易です
試料調製法や観察溶液などの条件検討をスムーズに行えます。